お絵描き帳がすぐに埋まってしまうので、二歳下の妹とふたりいつも裏の白い紙を探していました。
そして絵を描くのと同じくらい、もしかしたらそれ以上に本が大好き。でもなぜかイラストの少ない本ばかり好んで読んでいました。あんなに絵が好きだったことを思うと少し不思議な感じもしますが、面白い文章を読むとひとりでに頭の中に浮かんでくる、鮮やかで生き生きとしたイメージに集中していたかったのかも知れません。この「画」を想像するという楽しみを初めて意識したのは、ジーン・ウェブスターの『あしながおじさん』を読んだ時だったと思います。
言葉を絵具にして物語が見せてくれる、この美しいイメージが私の創作活動の原風景です。自分の表現を他の分野に求めたこともありましたが、頭の中に浮かぶイメージを絵にしたいという思いを忘れることは出来ませんでした。それに気づいてから間もなく小さな絵から描き始め、4年くらい前から油彩画を描き続けています。
夫とおじいさん犬のぽぽと暮らす、小さな家の小さな居間が私のアトリエです。作業台の足元には大抵ぽぽが寝ていて、家事や絵の合間に読む本がいつも数冊散らばっています。読む本のほとんどがフィクションで、最近は国内外の近代文学を読むことが多いです。好きな作家はウラジーミル・ナボコフ、谷崎潤一郎、サン・テグジュペリ、トーベ・ヤンソン。アガサ・クリスティーのミステリーも大好きです。
・略歴・高校卒業までの約8年間デッサンを中心に水彩、油彩、ペン画などの個人レッスンを受ける。大学では建築・プロダクトデザイン等広義における環境デザインを学び、「能装束と現代ファッション」をテーマに研究。在学中はアートイベントの運営及び、アートパフォーマンスグループ『MAIM』の衣装デザイン・製作を担当する。卒業後、アパレルメーカーでの販売職を経てカジュアル着物のアンテナショップの運営、商品企画に携わる。現在は主婦業の傍ら油彩画の制作に取り組む。
京都府立大学 人間環境学部 環境デザイン学科 生活デザイン専攻卒業
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